1. Home
  2. /
  3. コラム
  4. /
  5. ハチ駆除のスプレーは巣を作らせないこともできる!

ハチ駆除のスプレーは巣を作らせないこともできる!

ハチ駆除専用のスプレーは、ハチ自体を駆除することができるだけでなく、巣作りシーズン前に噴霧しておくことで巣作りを予防する効果もあります。

今回は、そんなハチ駆除専用のスプレーの特徴や効果的に使う方法についてご紹介していきます。

ハチ駆除に使えるおすすめのスプレーや購入する際におさえておくべきポイントについては、こちらの記事でご紹介しているので、合わせて参考にしていただければと思います。

【関連記事】「蜂を駆除するスプレーを選ぶ5つのポイント」

ハチ駆除に使うスプレーで巣を作らせないようにできるワケ

ハチ駆除に使えるスプレーには、ハチを駆除するための様々な効果があり、業者でない一般の方でも気軽に利用することができる特徴が多くあります。

ここでは、スプレーを使うことでどんな効果があるのかご紹介していきます。

ハチの動きをとめられる

ハチ駆除専用の殺虫スプレーには、「合成ピレスロイド系」という成分が含まれています。

合成ピレスロイド系に含まれる「ピレスロイド」とは、即効性のある殺虫成分として様々な殺虫剤に利用されています。

特にハチはピレスロイド系の薬剤に弱く、様々なハチに効果があります。

そのため、ハチ駆除のスプレーを選ぶ際は、成分表示に「ピレスロイド系」と書かれているか確認するようにしましょう。

巣作りを防止することができる

ピレスロイド系成分には、ハチの動きをとめることができるだけでなく、忌避効果もあります。

そのため、ピレスロイド系の成分が含まれたハチ駆除スプレーを巣が作られやすい場所にあらかじめ噴霧しておくことで巣作りを事前に予防することができます。

巣作りを予防する上でもピレスロイド系の成分が含まれたものを選ぶようにしましょう。

ハチ駆除に使うスプレーで巣を作らせないようにする方法

ハチを駆除する際に利用するスプレーをより効果的に使うには、ただ噴霧しておけばいいというわけではありません。

スプレーの効能をしっかりと引き出すためには、より適切に利用する必要があります。

是非、よりスプレーの効果を引き出す方法についてご紹介していきますので参考にしていただければと思います。

実際に駆除するとき

実際に自分たちで駆除を行う場合は、まずは下記のものを準備するようにしましょう。

駆除するときに用意するもの

  • ハチ駆除用の防護服
  • 頭に巻くタオル/帽子(頭を保護するもの・フード付きのパーカーでもよい)
  • ゴム手袋もしくは軍手2枚(手を保護するため)
  • 長靴(農作業用の長めのもの)
  • 冬服(厚めの長袖長ズボン)
  • ハチ駆除専用の殺虫剤
  • 巣をはたきおとす長い棒
  • 大きめのゴミ袋と虫取り網
  • 懐中電灯(赤いセロファンを貼っておくとハチに気づかれにくい)

 

「防護服はどれを選べばいいのか分からない…」という方は下記の記事で蜂を駆除するときに利用できる防護服についてご紹介しているので、是非参考にしていただければと思います。

【関連記事】「蜂の巣を駆除するのに必要な防護服を選ぶポイント」

ハチの駆除で気を付けるには、とにかく刺されないようにすることが重要です。

刺されないためにも防護服の下には厚手のものを身につけ、服だけでは守り切れない頭や手足もしっかり身の回りのもので保護するようにしましょう。

【関連記事】「自分で蜂の巣は駆除できる?安全にできる駆除方法と注意点」

スプレーを使って駆除する方法

 

  1. 巣から2~3m離れた場所から巣の表面に殺虫剤を2分~3分噴霧する
  2. 巣に少しずつ近づきながら巣の内部に届くように噴霧する(周りで飛んでいるハチがいたら一緒に噴霧する)
  3. ゴミ袋をかぶせた虫取り網を巣の下にセットし、長い棒を使ってはたきおとす
  4. 巣のあった場所に殺虫剤をまいて巣作り防止対策を行う
  5. 巣の入ったゴミ袋を閉じて燃やせるゴミで処分する

 

スプレーを噴霧すると、ハチが巣から飛び出して襲って来ようとします。

慣れていない方だと、巣の大きさに比べて大量のハチが出てくると気が引けてしまうかもしれません。

しかし、そこでひるんで殺虫剤をとめるのではなく、しっかりハチや巣に絶えず薬剤を噴霧し続けることが効果的に駆除を行うポイントとなります。

また、自分たちで巣を駆除する時期はハチが活動時期に入る前の4月~5月までに行うようにし、ハチが大人しくなる夕方~夜の時間帯を狙って作業を行うようにしましょう。

【関連記事】「蜂の巣を駆除するのに最適な時間帯は?」

巣作りを防止するとき

 

  1. 巣ができやすい場所に薬剤が十分つくように噴霧する
  2. スプレーの効能期間に従って定期的に噴霧する

 

巣作りを防止するには、巣作りのシーズン前に対策を行うようにすることが必要となります。

ハチが活動する時期は、ハチの種類によって異なりますが、4月~11月ごろが活動時期とされています。

この時期を避けて巣作り防止対策を行うようにすると一定期間巣作りを予防することができます。

効果・効能期間はスプレーによって異なりますが、スプレーの表示に従って巣が作られやすい場所に薬剤をしっかり噴霧するようにしましょう。

ハチ駆除のスプレー以外にも巣を作らせないおすすめグッズ

ハチを駆除するスプレー以外にも身近なもので作ることができる対策グッズは様々なものがあります。

例えば、

  • ハチの習性を利用したペットボトルでできるハチ駆除方法
  • ダミーのハチの巣を吊るしておくことで予防効果があるダミーハチの巣
  • 様々な害虫に効果がある木酢液

 

といったものがあります。

ハチ駆除用などのスプレーは、一本ずつの費用が少し割高に感じてしまう方もいるかもしれません。

スプレーを利用しながらこうした身の回りのもので巣作りを予防すると費用もグッとおさえられるのでおすすめです。

下記の記事では、それぞれのグッズを作る方法や利用方法についてご紹介していますので参考にしていただければと思います。

 

ハチ駆除スプレーを使っても巣が作られてしまったら?

  • ハチ駆除スプレーで、巣作り予防したのに巣が作られている
  • ハチの巣があまりにも大きくなってしまい、自分たちでは駆除できない

など、スプレーだけではハチを駆除することができない場合は、業者の手を借りるようにしましょう。

自分たちで駆除するよりも費用がかさんでしまうことに抵抗を感じる方もいるかと思いますが、何より安全に駆除してもらえるメリットがあります。

巣の大きさが小さいうちは業者に依頼する費用もおさえられるだけでなく、業者によっては巣作り防止対策を行ってもらえるところもあります。

ハチの巣を駆除してもらえる業者選びにお困りの方は、是非こちらの記事を参考にしていただければと思います。

 

まとめ

今回は、ハチの駆除に利用できる殺虫スプレーの効果や効果的に利用する方法についてご紹介していきました。

スプレーを噴霧しておくだけでは、しっかり駆除したとは言えません。

スプレーの効果を最大限に発揮しつつも、巣自体を撤去することがハチ駆除の完了となります。

そのため、巣の大きさや特徴によっては自分たちで行うことが困難な場合もあります。

自分たちで無理にでも行うのではなく、業者に相談することでより確実にハチの巣を駆除してもらうことができます。

【ハチ駆除センター】でも、ハチの駆除に関してのご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。