1. Home
  2. /
  3. コラム
  4. /
  5. 蜂の巣を作らせない!効果的な予防・対策まとめ

蜂の巣を作らせない!効果的な予防・対策まとめ

蜂の巣は蜂が活動を開始する4月〜5月に作られ始め、6月〜9月にかけて蜂が活発になると同時に急激に成長していきます。

蜂の巣は、家の軒下や屋根裏、床下といった意識してチェックしなければ見つからないような場所によく作られます。

知らない間に蜂の巣ができて巨大化していたなんてケースもよくありますので、今回は蜂の巣ができやすい場所をご紹介していきます。

また、蜂の巣を作らせない効果的な予防方法についてご紹介していきますので、是非蜂の巣に悩まれている方は参考にしていただければと思います。

蜂の巣ができやすい場所ランキング!予防から駆除方法まで解説!

honeycomb-dont-let-me-make2

では、蜂の巣ができやすい場所をランキング方式でご紹介していきます。

1位:軒下

家の軒下は、雨風をしのげるだけでなく、巣の出入も簡単に行えるので典型的な巣を作る場所として好まれます。

家の軒下は、意識してチェックしなければ分かりにくく、見ていない間に巣が大きくなっていたなんてこともあります。

また、家の軒下は場所によっては高い所もあるのでなかなか巣を駆除することが難しく、駆除する場合は業者に依頼することが賢明です。

家の軒下はこまめにチェックし、巣作り防止スプレーを噴霧するなど、定期的に巣作り防止対策を行うと良いでしょう。

2位:屋根裏・天井裏・床下

屋根裏や天井裏・床下といった場所は閉鎖的な空間は、敵の侵入がしにくく、見つかりにくい場所なので巣作りに適しているとされています。

こうした家の構造に直接関係する場所は、家自体を傷めることもあるので巣が作られたら早急に駆除を検討する必要があります。

普段の生活ではなかなかチェックすることがない場所ですが、家の周りで蜂を見かけたら屋根裏なども確認し、巣作り防止対策を行うと良いでしょう。

3位:庭木・生垣

家の庭にある木や生垣は蜂が好む自然が多くあり、餌も近くでとることができることから巣作りをする蜂が多くいます。

生垣や庭木は比較的背の低いものが多いので、小さな子どもがいるご家庭は特にしっかり巣が作られていないかチェックしてくださいね。

場所によっては自分たちで巣を駆除することも可能ですが、あまりにも手が届かない場所やはしごが架けられない場所は専門業者に依頼すると良いでしょう。

4位:外壁

外壁のひび割れや穴から蜂が侵入し、外壁の内側に巣を作ることがあります。

一見巣がないように見えるものの、実は外壁の内側に巨大な巣が作られているケースが多々ある場所のため、なかなか巣を発見することは難しいとされています。

また、シャッターの収納部分などにも巣が作られることがあるので、こうした場所も巣ができていないかチェックするとよいでしょう。

5位:ベランダ

ベランダは日当たりがよく、屋根があるところは雨風がしのげるので蜂の巣を作るのに適しているとされています。

また、洗濯物を干すので柔軟剤の香りに誘われて蜂が近づいてくることもあります。

洗濯物に紛れて刺されてしまったというケースはよくありますので、ベランダ付近も蜂や蜂の巣がないかチェックするようにしましょう。

ベランダの蜂は、蜂が嫌がる香りなどを設置しておくと蜂が近づきにくくなるので、洗濯物のときに飛び回る蜂に悩まされていたら是非お試しください。

蜂の巣ができやすい場所の条件とは?

honeycomb-dont-let-me-make3

蜂の巣ができやすい場所とはどういった条件の元に作られるのか解説していきます。

雨風がしのげる場所

蜂は雨や夜露などで羽根が濡れると動きが鈍くなるため、雨風を避ける傾向があります。

また、蜂の巣も雨風に弱い構造をしているので雨や風がしのげる場所を好んで巣を形成していきます。

敵に見つかりにくい閉鎖的な空間

蜂はクマやカマキリといった蜂を食べる動物や昆虫から身を守るため、自然の多い場所では木の根元や土の中といった敵に見つかりにくい場所を好んで巣を作ります。

そのため、閉鎖的な空間を好んで巣を作っていきます。

ただし、蜂の種類によっては開放的な空間を好んで巣を形成することがあります。

蜂の巣を作らせない!自分でできる予防法

honeycomb-dont-let-me-make6

このように蜂の巣は気付かない場所にできていることが多くありますので、蜂の巣が作り始める4〜5月ごろに予防対策を行うと良いでしょう。

ここでは、蜂の巣を作らせない予防方法をご紹介していきますので是非参考にしていただければと思います。

定期的に巣作り防止スプレーを噴霧する

市販で販売されている蜂の巣スプレーには巣作り防止成分が配合されているものがあります。

これらのスプレーは1回の噴霧で約一ヶ月前後効果が持続するため、蜂の巣ができやすい時期は一ヶ月に1〜2回ほど、定期的に噴霧すると良いでしょう。

木酢液をつける

木酢液とは、木炭や竹炭を製造するときにできる煙の成分を冷却して水溶液にしたものです。

焦げ臭い匂いが特徴であり、蜂が嫌がる匂いでもあるので蜂の巣作り防止に効果的です。

作り方は下記の通りです。

  • 木酢液と水(アルカリ水溶液でないもの)を1:1で混ぜ合わせる
  • 500mlのペットボトルに入れ、ペットボトル上部に2cm間隔で穴を空ける(倒れないよう注意)
  • スプレーで噴霧する場合はスプレーボトルに入れて巣が作られやすい場所に噴霧する

木酢液は、透明度の高く濃い黄褐色か赤褐色をしており、「日本木酢液協会認証マーク」がついているものを選びましょう。

また、木酢液は直射日光や雨に弱いので、直射日光を避け雨がかからない場所に保管・設置するようにしましょう。

木酢液の噴霧や木酢液ペットボトルの交換は、木酢液の匂いが弱くなったとき、もしくは月に1回程度行うようにすると効果が持続しやすくなります。

木酢液は焦げ臭い独特の匂いがするので、匂いが気にならない方は是非お試しください。

通気口や室外機の穴を網で塞ぐ

通気口や換気口は蜂が侵入しやすく、家の内部に蜂の巣が作られる要因となります。

また、室外機を取り付ける際に開ける穴からも家のなかに侵入される恐れがあるので、こうした穴も塞ぐようにすると蜂が家に侵入して屋根裏や床下といった場所での蜂の巣を作るのを防ぐことができます。

ホームセンターや100円ショップで通気口の穴を塞ぐ防虫ネットが販売されているので、是非チェックしてみると良いでしょう。

ダミーの蜂の巣はどれくらい巣作り防止に効果がある?ガムテープで簡単手作り方法も紹介

honeycomb-dont-let-me-make4

SNSで一時話題になった「ダミー蜂の巣」ですが、吊るしておくだけで蜂の巣が作られにくくなるという意見が多くあるように一定数の効果があるようです。

蜂の種類によりますが、蜂は先に蜂の巣が作られている民家を見ると「先客の蜂がいる」と感じ、蜂の巣を作ることを避ける傾向があります。

この習性を利用して、古い民家では作られた蜂の巣を駆除した際に蜂の巣を処分せず、軒先に吊るして蜂が再び巣を作らないようにするための防止策からなる対策だとされています。

つまり、昔のように現代の住宅では大きな蜂の巣はめったに手に入らないので、代わりとなる「ダミー蜂の巣」で蜂の巣が作られるのを防止するということです。

昔ながらの方法で蜂を寄せ付けないようにするのは確かに効果があるような感じがしますよね。

ダミー蜂の巣の作り方

では、ダミー蜂の巣の作り方をご紹介していきます。

用意するもの

  • 詰められるもの(新聞紙・要らない雑誌や印刷物・要らない服やタオル)
  • ビニール袋(15リットル程度)
  • ガムテープ(多めに)
  • ひも(軒下に吊るすことができる丈夫なもの)

 

ひもは軒先に吊るすことが難しいようであれば用意しておくと良いでしょう。

ガムテープは蜂の巣に近い茶色を選ぶようにしましょう。

作り方

  • ビニール袋に詰められる紙や布を一杯に詰め込む
  • 取っ手部分が使えるようにビニール袋を固く結ぶ
  • ビニール袋をガムテープでぐるぐる巻きにする
  • 取っ手部分をひもを括って軒先に吊るす(取っ手のみで軒先に引っかかればひも不要)

 

作ったダミー蜂の巣は、先に紹介した軒先・ベランダ・庭先に吊るしておくと蜂の巣防止対策になります。

簡単に作ることができますが、ネットでは既に作られているダミー蜂の巣が販売されているので、作るのが面倒な方は購入することもできます。

是非、チェックしてみてください。

作り始めの小さい蜂の巣を駆除する方法

4〜5月ごろに見られる蜂の巣は、まだ作り始めたばかりのものが多くあります。

と、同時にこの頃にできている蜂の巣は比較的駆除がしやすく、道具と駆除方法を把握しておくと簡単に行うことができます。

必要な道具や駆除方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

【関連記事】『自分で蜂の巣は駆除できる?安全にできる駆除方法と注意点』

作り始めの小さい蜂の巣の見つけ方と駆除方法を種類別に解説

honeycomb-dont-let-me-make5

蜂はよく見かけても、なかなか蜂の巣が見つからず困ったことがあるのではないかと思います。

ここでは、蜂の種類ごとに巣を見つけて駆除する方法をご紹介していきますので、是非自分たちで駆除する場合に参考にしてみてください。

スズメバチの巣の見つけ方と駆除方法

スズメバチの巣はお椀のような丸いまだら模様をしており、巣の入口が一つしかない構造をしています。

また、種類によって作る場所が大きく異なります。

よく見かけるオオスズメバチやキイロスズメバチは、

  • 天井裏
  • 床下
  • 物置
  • 地中・木の洞穴

といった閉鎖的な空間に巣が作られます。

そのため、知らないうちに巣に近づいて刺されてしまったというケースもよくあるので巣を探すときは防護服を着るなどの対策を行うようにしましょう。

一方、コガタスズメバチは軒下や木の枝など開放的な空間に作るとされています。

どのスズメバチも攻撃性が高く、巣に近づくだけで威嚇して襲ってくることもあるので小さな巣でも業者に依頼すると良いかもしれません。

アシナガバチの巣の見つけ方・駆除方法

アシナガバチは、シャワーヘッドのような形をしており、巣の内部がむき出しになっています。

主に下記のような場所に作られることが多いです。

  • 軒下
  • ベランダ
  • 通気口や室外機の周辺
  • 物置
  • 木の枝
  • 雨樋
  • 雨風をしのげる乾燥した場所

スズメバチのように巨大化することはありませんが、毒性が強いので巣を見つける際は注意しましょう。

スズメバチよりも比較的小さな巣が形成されるので上記のような場所で見つけたら、自分たちで駆除するようにしましょう。

但し、アシナガバチは3月〜11月と活動時期が長く、いつの間にか活動が活発になっているということもあるので、巣を見つけたら早急に駆除を行うようにしましょう。

ミツバチの巣の見つけ方・駆除方法

ミツバチの巣は、板のような巣穴が段々となっており、アシナガバチやスズメバチとは違った特徴的な形をしています。

ミツバチの巣は、

  • 天井裏
  • 床下
  • 壁の隙間
  • 壁の裏側

といった閉鎖的な密閉空間に作られるため、なかなか見つけにくいとされています。

ミツバチは比較的温厚な性格なので、刺されにくいとされていますが毒性はありますので、巣を探すときは十分注意しましょう。

また、ミツバチは越冬する蜂であり、活動が弱まる冬の時期でも冬眠中は攻撃性が高いので、巣があるかもしれないと感じたら業者に依頼して駆除してもらう方が良いかもしれません。

自分で駆除を行う場合は、『自分で蜂の巣は駆除できる?安全にできる駆除方法と注意点』を。

業者に依頼する場合は、『蜂の巣駆除にかかる料金は?できるだけ安く抑える方法も解説』を参考にしていただければと思います。

蜂の巣を作らせない予防におすすめスプレー

蜂の巣を作らせない予防効果のあるスプレーは数多くあり、中でも巣作り防止効果が1カ月以上続くものもあります。

中でも「合成ピレスロイド系」が配合されているものを選ぶと特に蜂の巣に効果があるので、この成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。

また、蜂や蜂の巣を駆除する場合は2〜3本用意し、自分で駆除するときと同じような道具や服装を準備するようにしましょう。

蜂の巣防止スプレーに関しては、『蜂を駆除するスプレーを選ぶ5つのポイント』をご覧ください。

まとめ

今回は、蜂の巣を作らせない為の予防方法や巣の見つけ方について解説していきました。

蜂の巣形成は、予防することで毎年蜂の巣が作られるのを防ぐことができます。

作りはじめの蜂の巣は自分たちでも駆除を行うことは可能ですが、巣が大きくなっていたり、自分たちで駆除することに不安を感じるようであれば業者に依頼することが賢明です。

また、

  • 「巣がなかなか見つからない」
  • 「巣ができているけどどうすればいいのか分からない」
  • 「蜂の巣があるから早く駆除したい」

など、蜂の巣を駆除すること以外にも業者に蜂の巣に関して相談すると解決策を提示してもらえることがあります。

『ハチ駆除センター』でもお気軽に相談を承っておりますので、是非お気軽にご相談ください。