春から秋にかけて蜂は巣を作ります。庭木の手入れや洗濯を干していたときなどに見つけてしまう「蜂の巣」に不安を覚えた経験はありませんか?
できれば近寄りたくない蜂。というのもスズメバチなどに刺されてしまえば命の危険すらあるからです。
蜂の巣はできれば見つけたらすぐ駆除したいですよね。
とはいえ素人だとどのような方法で駆除できるのか、準備するアイテムすらわからないことだらけです。
今回は自分で蜂の巣駆除する方法と注意点について解説します。
蜂の巣駆除に必要なアイテムについて理解すれば、DIYで蜂の巣駆除も可能ですよ。
目次
蜂の巣駆除の注意点「蜂の性質」を知っておこう
蜂の巣を駆除するには危険を伴います。というのもスズメバチやアシナガバチなどに刺されてしまうと、アナフィラキシーショックの危険があるからです。
日本では令和の現在でも毎年およそ20名の方が蜂毒で命を落としています。蜂に攻撃されないよう、あらかじめ注意点を理解しておきましょう。
香りの強い香水や柔軟剤は使用しない
蜂は香りにとても敏感です。女王蜂や蜂の巣内のニオイ以外は、仲間ではないと判断するからです。
たとえば香りの強い柔軟剤を使った衣類や香水、シャンプーやボディーソープなどにも注意しましょう。
「このくらいなら大丈夫」と思うのは蜂に襲われる危険があります。
色の濃い服装はNG!
蜂が黒や黄色といった警戒色をしている理由は、目立つことにより危険な虫だと周囲に知らしめているからです。危険であると知らしめるのは捕食されないよう身を守るためだと言われています。
蜂が色の濃い場所めがけて襲うのは、ハッキリと見える色が黒など濃い色だからです。
一説によれば熱は温度を感じるので温かくなりやすい黒に近寄るとも考えられているそう。
蜂の巣を駆除する際は、できるだけ白っぽい服装が無難です。
DIYで蜂の巣を駆除するには?
自分で蜂の巣を駆除するには蜂の性質から夜に行うことが望ましいです。というのも蜂は日中に活動するから。夜間なら蜂の巣ごと蜂を駆除できるため効率的です。
ここからは蜂の巣をDIYで駆除する方法をお伝えします。
まずは位置を確認
日中の明るいうちに蜂の巣の位置と蜂の巣の入り口を確認しておきましょう。暗くなってからでは見えにくいからです。
蜂の巣を確認する際は、決して近づいてはなりません。働き蜂が周囲にいる場合は襲ってくる危険があるからです。
蜂の巣の位置を確認するには、スマートフォンを利用するのもひとつの方法です。離れた位置からズームで写真を撮っておくとより把握しやすくなりますよ。
離れた位置から殺虫剤を使用する
蜂は日没をすぎると巣に戻ってくるとされています。このときをめがけて蜂の巣もろとも蜂を駆除するのが望ましいです。
とはいえ危険を伴いますので、できるかぎり離れた場所から殺虫剤を使用しましょう。
このとき懐中電灯などの強い明かりは、蜂を刺激し攻撃される恐れもあるため工夫が必要です。
柄の長い棒やホウキなどで蜂の巣を落とす
蜂を駆除したら柄の長い棒やホウキなどを利用し、蜂の巣を落としましょう。
落とした蜂の巣をあらかじめ二重にしておいたゴミ袋へ入れ、殺虫剤を吹きかけておくと安心です。
お住まいの自治体によってゴミ出しのルールが違うため、確認しておきましょう。
蜂の巣駆除に必要なアイテム
蜂の巣を駆除するにはさまざまなアイテムが必要です。とはいえ防護服などの用意ができない場合も多いですよね。ここからはDIYで蜂の巣を駆除する際に使用したいアイテムについてまとめています。
離れた場所から噴射できる殺虫剤
蜂の巣に近寄るのは危険なため離れた場所からでも強く噴射できる殺虫剤を用意しましょう。
殺虫剤メーカーにもよりますが、10メートル以上離れた場所から勢いよく噴射できるタイプが望ましいです。
スプレータイプの他にも置くだけの殺虫剤もあります。使用用途に合わせて選びましょう。
肌が露出しない厚手の白っぽい作業着
蜂の巣を駆除する際に誤って蜂に刺されてはアナフィラキシーショックの危険があります。全身くまなく覆うことが可能な服装を用意しましょう。
暑い夏でも長袖と長ズボンは必須。袖口やズボンの裾から蜂が侵入しないようガムテープなどでとめておくと安心です。
また首元はタオルなどを二重三重に巻き防御することを強くおすすめします。
厚手の手袋や靴と帽子
蜂は動くものに対して攻撃をしかけてきます。手や足はよく動くため万が一刺されても皮膚まで針が到達しないような、厚手の手袋と靴を準備しておきましょう。
頭髪など黒い部分がでないような帽子を使用するのも大切なことです。
巣をたたき落とせる柄の長い棒やホウキなど
蜂の巣を落とすための柄の長い棒やホウキがあると便利です。蜂は必ずしも低い位置に巣を作るとは限りません。
あまりに高い位置にある場合は自分で駆除するのは危険なため、プロに依頼しましょう。
ゴミ袋
蜂の巣を入れるゴミ袋はできるだけ厚みのあるアイテムにしましょう。というのも蜂の巣に残っていた蜂が飛び出してくることも想定されるからです。
蜂の巣をゴミ袋に入れる際は注意しましょう。
蜂の巣駆除をプロに依頼した方がよいケースとは?
DIYで蜂の巣を駆除するのは危険を伴います。蜂の巣が小さいうちなら自力でなんとか駆除することも可能です。ですが大きくなったり高い位置に巣を作られたりしては、安全に作業することが難しくなります。
ここからは蜂の巣駆除をプロに依頼した方がよいケースについて解説します。
蜂の巣が15cm以上と大きくなってしまったケース
女王蜂が巣作りをはじめる春先なら、蜂の巣もまだ小さいため自力駆除が可能です。働き蜂もまだ生まれていないため女王蜂1匹だからです。
蜂の巣がもしも15cm以上になってしまったら働き蜂が増えている可能性もあります。
とはいえ巣に近寄ってサイズを測ることは危険なのでやめましょう。
15cmの目安は以下のとおりです。参考になさってください。
- はがきの縦……8cm
- 350mlペットボトルの高さ……およそ15cm(メーカーにより異なる)
DIYでは不可能な位置に巣を作られたケース
ある程度の高さまでに作られた蜂の巣や目に見える場所ならDIYでも可能です。しかし以下のような場所に蜂の巣ができてしまった場合は自力で駆除するには難しいため、プロに依頼しましょう。
- 天井や屋根裏
- 床下
- 土の中
- 木の幹
- 高所の軒下
- 高所にある窓枠
- その他足場のない場所など
危険な蜂が巣を作ったケース
一般的に人に攻撃する蜂は以下のとおりです。
- スズメバチ
- アシナガバチ
- ミツバチ
蜂は刺激を与えなければ襲ってきません。ですが気づかぬうちに近寄ってしまうこともありますよね。
中でもオオスズメバチを筆頭とするスズメバチは、アシナガバチやミツバチとは比較にならないほど危険です。一般の人が着るような服装なら簡単に針が貫通してしまいます。
スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの蜂の巣駆除は素人判断せずプロに依頼するのが賢明です。
蜂の巣駆除はプロに依頼しよう:まとめ
蜂の巣駆除は巣が15cm未満と小さいうちなら自力で駆除が可能です。
ですが蜂の巣駆除には危険が伴うことを決して忘れないでください。蜂の巣駆除に危険を伴う理由は、万が一蜂に刺されたらアナフィラキシーショックの危険があるからです。加えて高所作業の場合は転落の危険も考えられます。
とくに以下のケースは素人がDIYで蜂の巣を駆除するのは難しいです。蜂の巣駆除のプロに依頼しましょう。
- 蜂の巣が15cm以上と大きくなってしまったケース
- DIYでは不可能な位置に巣を作られたケース
- 危険な蜂が巣を作ったケース
DIYで蜂の巣駆除が難しいと感じたら、できるだけ早めに弊社までご連絡ください。
お問い合わせ先は→→早い!安い!安心!のハチ駆除センターまで