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蜂の巣ができる場所

蜂の巣ができやすい場所にはそれぞれ特定の条件がありますが、ハチの種類によってその場所や求められる環境は異なります。

例えば、雨風がしのげる場所や天敵が侵入しにくいところなど、ハチにとって好条件となることは様々です。

蜂の巣がどのような場所や環境で作られるのかを事前に知っておくと、毎年作られてしまう蜂の巣に頭を悩ませることが少なくなるのではないかと思います。

そこで今回は蜂の巣ができやすい環境や場所をご紹介していきます。

是非、毎年蜂の巣が作られていることにお悩みの方は参考にしてみてください。

蜂の巣ができやすい環境

honeycomb place1

蜂の巣ができやすい環境として挙げられるのは下記のようなところになります。

  • 雨風や直射日光の当たらない場所
  • 天敵から身を守れるような閉鎖空間
  • エサが捕獲しやすい/取れやすい場所

これらの環境は、どのハチにおいても好まれる環境であり、このような環境下にある場所はよく蜂の巣ができやすい場所でもあります。

天気の影響を受けにくい場所

一般的にハチは雨に濡れてしまうと飛ぶことが困難になるため、雨を嫌がる習性があります。

また、蜂の巣の主な成分は蜜ろうや木の繊維でできていることから湿気に濡れると巣の機能が低下してしまうので、雨風がしのげる場所を好んで巣を作ります。

エサに困らない場所

巣のなかには多くの幼虫やハチがいるので多くのエサを必要とします。

エサである植物や幼虫などを効率よく集められるような自然豊かな場所を好んで巣を作ります。

そのため、花や野菜を育てていたり、周りに自然が多い場所は特に蜂の巣を作られるおそれがあります。

外敵が入らない閉鎖空間

ハチを好物とする昆虫や動物は多く、常に外敵から身を守らなければなりません。

そのため、天敵であるカマキリやニワトリが入れないような狭い空間に巣を作ることが多いです。

ただし、巣をむき出しのまま作るハチもあるので、ハチの種類ごとに巣の特徴についてご紹介していきます。

蜂の巣ができやすい場所

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蜂の巣は主に軒下、庭木や生垣、外壁などに作られることが多いですがハチの種類によってその場所や環境は少しずつ違います。

ハチの種類が分からなくともこれらの場所を把握しておくと効率よく巣を見つけることができるのではないかと思いますので、参考にしてみてください。

スズメバチの場合

  • 屋根裏、天井裏、床下
  • ベランダ
  • 軒下
  • 庭木、生垣
  • 外壁

スズメバチは、大規模な群れをなして巣を形成するので膨大なエサを必要とします。

山間部で見られることが多いのですが、ここ最近では市街地でも見られることが多くなりました。

とっくりのような形をしており、マーブル模様が特徴的な巣となっています。

大きいものだと1mほどに成長し、他のハチの巣に比べて大規模な巣へと成長します。

アシナガバチの場合

  • ベランダ
  • 軒下
  • 庭木、生垣

アシナガバチは、スズメバチやミツバチよりも巣穴の数は少なく、小規模となっており、幼虫がむき出しとなっています。

開放的な風通しのよい場所や低い場所を好むため、大人の目では見にくい場所にあることで子どもが誤って触り、刺されてしまうことも少なくありません。

ミツバチの場合

  • 屋根裏、天井裏、床下
  • ベランダ
  • 外壁

比較的おとなしい性格とされていますが、多数で襲ってくるので刺されると非常に危険です。

民家のわずかなすきまに入り込み、閉鎖的な空間で巣を作ります。

板状に垂直に伸びていくミツバチの巣は知らない間に大規模なものになっていることが多く、屋根裏を空けたらびっしりとミツバチの巣ができていたなんてケースもあります。

蜂の巣を作らせないようにするには?

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蜂の巣は女王蜂が越冬した3月~5月ごろにかけて巢が作られ始めます。

巢の作りはじめはまだまだ小さいだけでなく、越冬後の女王蜂は体力が少ないのであまり人を襲うことはありません。

そのため、巢が作られ始めるこの時期を狙って女王蜂を駆除すると、比較的楽に駆除ができるだけでなく巢が作られることを防ぐことができます。

このように適切なタイミングを狙って駆除し、巢を作らせないようにすることも営巢予防に繋がります。

他にも巢が作られる前の段階で予防できる方法があるのでご紹介していきます。

殺虫剤をまく

先に紹介した場所に定期的に殺虫剤をまくようにすると営巢を防止することができます。

具体的には、女王蜂が冬眠から目覚め、営巢される前の2月~3月にかけて巢が作られやすい場所に殺虫剤を噴霧します。

殺虫剤の種類によって効能期間が異なりますが、おおよそ2~3週間の周期で定期的に噴霧していくようにすると効能が下がることなく営巢されるリスクを軽減することができます。

水をまく

どの蜂においても巢や羽が水に濡れることを嫌がるので、ホースで水をまくことも営巢されるリスクを軽減することができます。

よく巢が作られやすい場所を定期的に濡らしておいたり、小さな巢ができ始めているときに水をまくとよいでしょう。

また水をまくと、蜂が逃げ出すのでそのうちに巢を撤去することができます。

ただし、大きな巢になっている場合や付近に蜂がいる場合は刺されるリスクがありますので、不安な場合は迷わず駆除専門業者に依頼するようにしましょう。

蜂の巣を駆除する方法

蜂の巣駆除しやすいタイミングがあり、そのタイミングをつかむと自分たちでも駆除を行うことができます。

特に冬眠期間や夜間に駆除を行うことがよいとされていますので、自分たちで駆除を行うようであればこのタイミングで行うようにしましょう。

自分たちで蜂の巣を駆除する場合は、こちらの記事を参考にしていただければと思います。

参考:「自分で蜂の巣は駆除できる?安全にできる駆除方法と注意点

蜂の巣の場所がわからないときは業者に依頼しよう

「蜂の巣ができているけど大きくてなかなか自分たちでは駆除できない」「刺されるリスクが怖い」といった場合は迷わず駆除専門業者に依頼するようにしましょう。

「駆除費用がかかるから自分で駆除しよう」「刺されるのが怖いけど依頼するのが面倒だから自分でやろう」と思う方もいるかもしれません。

人を刺す蜂は正しい知識で対処しなければ大変危険な昆虫です。

そのため、費用やリスクを甘く見て駆除を行うことは大変危険な行為だといえます。

少しでも刺されるリスクや蜂の巣についてよく分からない場合は専門業者にまかせた方が賢明だといえます。

まとめ

今回は蜂の巣の場所を特定する方法や巢を見つけたときの対処法についてご紹介していきました。

ハチの種類によって巢ができる場所が違ってくるだけでなく、どういった形か、いつごろから作られるのかそれぞれ違います。

ただ、適切な駆除方法を知ることで巢を作ることを未然に防ぐことができます。

万が一蜂の巣が作られてしまい駆除するのが難しくなってしまった、蜂の巣はあるけどどんな種類なのか分からない方は一度【ハチ駆除センター】までお問い合わせください。