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こんな蜂は危険!蜂の種類と特徴「危険な蜂」の見分け方

「家の周りに蜂が飛ぶようになった」

「庭木に数匹の蜂がいる」

このような状況になると「刺されてしまっては危険」と思うことからとても不安になってしまいますよね。

もしかしたら巣を作られてしまったかも……。と思うと怖くて夜も眠れません。

一般的に人を襲う蜂は限られた種類ですが、実をいうと日本にはおよそ4,000種類以上の蜂が生息しているのです。

危険な蜂がいる中、放っておいても安全な蜂もいます。

今回は危険な蜂の種類と特徴について解説します。

安全か危険かの見分け方を知れば、必要以上に怖がらなくてよいかもしれませんよ。

近寄ってはいけない!3種類いる危険な蜂の見分け方

たくさん蜂の種類がいる中で、危険な蜂は主に3種類います。

  • スズメバチ
  • アシナガバチ
  • ミツバチ

それぞれどのような特徴があるのか見分け方についても解説します。

危険度MAX!スズメバチ

日本に生息している蜂の中でもひときわ大きいスズメバチ。

小さめの働き蜂でも体長は3cmほどあり、女王蜂ともなると体長はおよそ4~5cmほどにもなります。

  • スズメバチの中でも代表的な蜂は以下の通りです。
  • オオスズメバチ:閉鎖的な場所に生息。大きいと体長は4cmにもなる。
  • キイロスズメバチ:腹部は黄と黒のしま模様。体表は毛で覆われている。
  • ヒメスズメバチ:オオスズメバチの次に大きい蜂。針の付け根が黒い。
  • コガタスズメバチ:オレンジ色の頭は大きく、胸元は黒い。腹部は褐色と黄のしま模様。
  • クロスズメバチ:体長は大きくても2cm未満。黒と白のしま模様。

スズメバチの巣は出入り口がひとつでとても大きいのが特徴。スイカのように大きくなります。しま模様のようなマーブル模様のような色合いで、見張り役の蜂が常に監視しているため一目でわかります。

秋になれば大丈夫だろうと侮ってはなりません。スズメバチの活動時期はおよそ7月から11月です。

他の蜂の巣を襲うほどのどう猛さがあるため、近くに他の蜂がいると近寄ってくることもあります。

スズメバチを見分けるのは近づかないと難しいです。とはいえ近づいては刺されてしまうなど危険をともないます。

毒を飛ばされることもあるのです。

見かけたら近寄らず、大きな声を立てて刺激を与えず、プロの業者に連絡しましょう。

見かけたら近寄らないで!アシナガバチ

後ろ足が長く全体的にスリムなアシナガバチ。スズメバチほどではありませんが、危険な蜂です。

襲ってくるときは巣を刺激されたとき。巣を守る防衛本能から襲ってきます。

アシナガバチは飛び方に特徴があり、長い足をたらした状態でフラフラと漂っているように飛びます。

素早く動けないため比較的捕まえやすい蜂です。

アシナガバチの中でも代表的なのは以下の通りです。

  • キアシナガバチ:日本に生息するアシナガバチの中でもトップクラスの大きさ。黒の体にキイロの斑点が特徴。
  • フタモンアシナガバチ:集団規模が大きい。黒い体に黄の斑点。
  • コアシナガバチ:黒い体に褐色の斑点模様。
  • セグロアシナガバチ:キアシナガバチ同様大きさはトップクラス。名の通り背中が黒い。

比較的おとなしい蜂だといわれていますが、巣を見つけたらすぐに駆除するのがおすすめ。

というのもスズメバチの仲間「ヒメスズメバチ」は、アシナガバチの幼虫を狙うからです。

アシナガバチの巣を放置していたばかりにスズメバチに襲われたという被害もあります。

アシナガバチの巣はとても頑丈にできており、少しの刺激ではビクともしません。

アシナガバチの巣は比較的縦長の形状です。見かけたら放置せずプロに依頼しましょう。

必要以上の刺激を与えなければ問題ないミツバチ

穏やかな性格のミツバチ。日本に生息している蜂の中でも小型の蜂です。

板状の巣が何本も横や縦に並んでいる形状なのが特徴。

日本に生息しているミツバチは主に2種類存在しています。

  • ニホンミツバチ:体長は1cmほどの小さな蜂。女王蜂の死亡や外部刺激により攻撃的に。
  • セイヨウミツバチ:ニホンミツバチよりもやや大きい。

ミツバチは外部からの刺激により攻撃してきます。刺さった針は抜けにくいので無理に引き抜くと毒袋が破けてしまうことも……。

小さな蜂なので数匹なら問題ありませんが、集団になると大変な数で襲ってきます。

ただ刺激さえ与えなければ温厚な性質です。

巣は大きいものだと1mを超える場合があります。中には大量のミツバチが生息しているため、大きくなった巣を駆除する際は素人判断せずプロに依頼するのが賢明です。

日本には4,000種以上の蜂がいる!?ほとんどは安全な蜂

蜂と聞くとスズメバチやアシナガバチ、ミツバチを想像する方も多いことでしょう。

というのも毎年季節になると「スズメバチに襲われた」や、「ミツバチの大群が……」といった報道があるからです。TVのニュースや新聞などで目にする機会が増えますよね。

そんなハチの仲間たち。実は日本に4,000種類以上あるのをご存じでしょうか。

ここからは危険性が比較的少ない蜂について解説します。

毒針のない蜂

蜂を想像すると胴にくびれがある蜂を思い浮かべるのではないでしょうか。その多くは毒針を持っていますが、実は毒針のない蜂が存在します。

ハバチやクキバチなどは胴にくびれがなく、毒針を持ちません。

危険性が少ない単独行動の蜂

危険な蜂として知られるスズメバチやアシナガバチ、ミツバチのように集団で行動しない蜂もいます。

単独行動する蜂は温厚な蜂が多い理由は、女王蜂を守る必要がないからです。

スズメバチやアシナガバチと違い、女王蜂を守るために蜂にとっての外敵である人間を襲うことがほとんどありません。

ドロバチやアナバチ、ミツバチの仲間のクマバチが単独行動をする代表的な蜂です。

寄生する蜂

多くの蜂は自分で餌となる花の蜜や幼虫を獲りに行きます。でも中には自分で餌を獲らずに寄生することで生きる蜂もいるのです。

アオムシコバチやアゲハヒメバチがその代表格。

チョウなどの幼虫に寄生したり、チョウのサナギの中に卵を産み付けたりします。

種の保存という概念として仕方のないことなのかもしれませんね。

蜂に似た虫っているの?危険度は?

一見すると蜂に見える虫の中にも実は蜂ではなかったといった虫がいます。

蜂に似た虫なためおどろいた経験がもしかしたらあるのではないでしょうか。

虫の天敵は主に鳥類。鳥類の目をごまかすため捕食されないよう、擬態している虫もいます。

ガの仲間「オオスカシバ」

出典:昆虫図鑑(外部サイト)

飛んでいる姿が蜂そのもののオオスガシバ。実はガの仲間です。

よく見ると蜂と違うことがわかりますし、人を襲うこともありません。

ハエの仲間「ハナアブ」

ミツバチかと思うほどよく似ているハナアブは、ハエの仲間です。
ハエですから人を刺すなどといった行動はしません。

姿が似ているだけで警戒されがちですが、放っておいて問題ない昆虫です。

危険な蜂を見かけたらプロに相談:まとめ

危険な蜂とされているスズメバチはアシナガバチ。人を攻撃するのは自分の巣と大切な女王蜂を守りたいからです。

つまり人が近寄るなどの行動をしなければむやみには襲ってこないとされています。

とはいえ見かけたら駆除しておかないといつ刺されるかわからないだけに不安になってしまいますよね。

近寄ってはいけない3種類の危険な蜂は以下の通りです。

  • スズメバチ
  • アシナガバチ
  • ミツバチ

ミツバチはよほどの刺激がない限りあまり人を襲わないとされています。ただ人が怖がるあまり殺虫剤の使用や巣をつつくなどの刺激を与えた場合は、たとえ温厚なミツバチであっても防衛するしかないのです。

蜂の巣を身近に作られてしまったら素人が駆除しようとすると非常に危険です。

蜂の巣を見つけたら弊社にご相談ください。20,000件以上もの蜂駆除経験がある弊社なら再発の防止も可能です。

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