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蜂の巣駆除の専門家が解説!蜂の巣予防にダミーが効果的って本当?

「毎年蜂の巣をつくられて困っている」といった声をよく聞きます。

蜂の巣はおろか蜂の姿を見ただけで「刺されたらどうしよう……」と恐怖心すらわいてきますよね。

可能なら蜂の巣ができないようにしたいものです。

ここ数年話題の蜂の巣ダミーが効果的なのかといったお問い合わせもよくいただきます。

そこで今回は蜂の巣駆除の専門家である弊社が、蜂の巣ダミーが効果的なのかについて解説します。

蜂の巣作りの予防方法を理解し実行すれば、蜂に悩まず済むのでぜひ最後までご一読ください!

「蜂の巣予防」する効果的な時期とは?

蜂や蜂の巣を見ないためにも、蜂の巣をつくらせないことが大切です。蜂の巣予防には適切な時期があります。ここからは蜂の巣作りと蜂の生態について解説します。

女王蜂が活動する前に予防しよう

蜂の巣をつくらせないためにも予防することが大切。というのもひとたび蜂の巣をつくられてしまうと、気づいたときには大きくなってしまい手に負えなくなるからです。

蜂に刺されてしまったらと考えるだけで、夜も眠れなくなることも……。

蜂は働き蜂が一生懸命文字通り動き回って働いているイメージですが、蜂の巣は実をいうと女王蜂1匹がつくるのをご存じでしょうか。

つまり女王蜂さえ何とかしてしまえば、蜂の巣をつくられることはないのです。

女王蜂が巣作りをする季節はいつなのかを、知っておくことが重要なポイントになります。

蜂の活動タイミングについて

女王蜂はいつ巣作りをはじめるのでしょうか。

蜂の生態を確認してみましょう。

  • 4~5月:越冬した女王蜂が1匹で巣作りをはじめる
  • 5~6月:数匹の働き蜂が生まれ巣作りに専念しはじめる。女王蜂は産卵しはじめる
  • 7~8月:一番活発な時期を迎える
  • 9~10月:新女王蜂と雄ハチが数匹生まれ次世代につなぐための交尾をはじめる
  • 11~翌3月:新女王蜂のみ越冬。他はすべて死に絶え巣も空になる
  • 4月:新女王蜂が巣作りをはじめる準備へ

つまり越冬した女王蜂1匹が巣作りをはじめる春先が蜂の巣予防に最適なタイミング。女王蜂を寄せ付けないように工夫をしましょう。

今年こそ蜂の巣をつくらせない!効果的な4つの予防方法

「ブーン」と耳元で羽音を聞いてしまうと恐怖心すらわく蜂。巣をつくらせないよう予防しましょう。ここからは女王蜂に巣をつくらせないための効果的な予防方法を4つ紹介します。

庭木の手入れや外周の掃除と見回り

蜂は種類にもよりますが以下の場所に巣作りをします。

  • 軒下や軒先
  • ベランダや網戸
  • 室外機の中
  • 庭木や木の根元
  • 床下や土の中

なんと倉庫に巣をつくられたというケースもあったのです。蜂は隙があればさまざまな場所に巣をつくります。

蜂が近づかないよう庭木の手入れや家の外周をよく見回り、掃除も丁寧にしておきましょう。

蜂が近づかないようにする

女王蜂が巣作りしたことをみつけやすくするためにも、庭木の剪定は春先に済ませておくと安心です。

蜂が嫌がる木酢液(もくさくえき)を利用するのもひとつの方法。

また殺虫剤を巣作りされそうな場所へあらかじめ吹きかけておくのも効果が期待できます。というのも殺虫剤には予防効果が期待できる成分を含んでいるからです。

加えて室外機の中にも巣をつくるので使用しない期間はカバーをしておくのもよいでしょう。室外機の排水ホースにも注意が必要です。ホースの入り口から蜂が侵入することもあるため、市販のキャップをしておくと安心ですよ。

巣作りされる前もしくは巣が小さいうちに女王蜂を駆除する

女王蜂は冬眠から目覚めると巣作りのための準備をはじめます。

適切な場所を女王蜂が探し回って飛んでいる姿を、見かけたことがあるのではないでしょうか。そのようなときはチャンスです。

あらかじめ殺虫剤などを準備しておく手間はかかりますが、女王蜂1匹で飛んでいるところをめがけて殺虫剤を噴射しましょう。

ただし女王蜂1匹とはいえ刺されてしまえば大変なことになりかねません。毒針は実をいうと産卵管なので、メスしか刺さないのです。つまり女王蜂は人を刺す恐れがあります。しっかりとした防護をしておくことが大切です。

  • 肌が露出しないよう長袖長ズボンを着用
  • 首元にはタオルを巻いておく

など、殺虫剤を使用する際は準備を怠りなくしておきましょう。

蜂の巣ダミーを設置する

SNSで話題の蜂の巣ダミー。効果のほどは科学的になにも実証されていません。というのも科学的に実証するとなれば地域差や蜂の種類などを考慮した上で、大規模な実験を行わなくてはならないからです。ただ科学的に実証されていないものの、ある程度の効果は期待できそうです。いくつか口コミを見てみましょう。

蜂の巣ダミーを設置すると予防効果があるといった声が多く見受けられました。「蜂にも人にもやさしい」と環境や生態系に配慮した手法に好感をもつ人も多い印象です。

蜂は縄張り意識が強い生物です。蜂の巣に似た形状と色のダミーがあることから「他の蜂がすでに巣をつくっている」と勘違いしているのかもしれませんね。

「見栄えがよくない」との声もありますが、蜂が寄りついてこないようにすることが大切です。

蜂の巣ダミーの作り方と効果的な置き場所

蜂の巣ダミーは通販でも売られています。ですが簡単につくれるものなのでまずはひとつつくってみて試してみましょう。

蜂の巣ダミーの作り方

蜂の巣ダミーの作り方は以下のとおりです。

【準備するアイテム】

  • 新聞紙や布などの詰め物
  • 詰め物を入れるビニール袋
  • 吊り下げるのに使う紐や針金ハンガー
  • ガムテープ

【作り方】

  1. 新聞紙や布などを用意したビニール袋に入れる
  2. ビニール袋の入り口を閉じる
  3. 茶色いガムテープを詰め物が入ったビニール袋の形を整えながらぐるぐる巻きつける

わずか3ステップで蜂の巣ダミーは完成します。お手軽ですね!

茶色いガムテープを巻きつけるときに針金ハンガーや紐をつけると、軒下などにぶら下げるときに便利です。

またガムテープは布タイプかつ茶色にしましょう。蜂の巣は茶色ですし雨に濡れても布タイプならふやける心配はほとんどありません。

蜂の巣ダミーを置いておく効果的な場所

蜂が巣をつくりそうなベランダや木の上、軒下などにぶら下げるようにしましょう。蜂の目につく場所にすることがポイントです。

というのも蜂は縄張り意識が強いため、蜂の巣ダミーを女王蜂にみつけてもらわなくてはならないからです。

女王蜂が冬眠から目覚め、巣作りに最適な場所を探して飛び回る4月には準備しておくことが望ましいでしょう。

蜂は害虫?益虫?

蜂にひとたび刺されてしまえば命の危険すらあることから害虫だと思われがちです。でも実は蜂は益虫でもあります。

農作物を荒らしてしまう芋虫や毛虫などを捕食するばかりか、植物の受粉を助けているからです。

人間から刺激を与えないかぎり襲ってこない蜂もいます。生態系のことを考えるのならできるかぎりそっとしておきましょう。

とはいえ生活圏内に蜂の巣をつくられてしまうと生活そのものが脅かされてしまいます。危ないと感じたら駆除するのも仕方のないことなのです。

蜂の巣ができてしまったら:まとめ

SNSなどネット上の口コミを見るかぎり蜂の巣ダミーには一定の効果が期待できそうです。とはいえ100%巣作りを予防できるものでもありません。

もしもあなたの生活圏内に蜂の巣をつくられてしまったら、ぜひ弊社までご相談ください。

迅速かつ丁寧に駆除を行い、蜂の巣が再びつくられないよう防御いたします。まずはお電話おまちしております。