春から夏にかけて蜂の巣を見かける機会が増えるでしょう。
時期的に蜂が活発になり、作り始めの巣を見つけて「自分で駆除するか」と思うこともあるかもしれませんが、危険性はないのでしょうか。
「作り始めなら自分で駆除可能?」
「その際の危険性は?」
など、今日は自分で駆除できるのか、そしてその際の注意点や業者に依頼すべき状況について解説しようと思います。
ぜひ最後までお読みください!
蜂の種類別の巣の特徴
一概に「蜂の巣」といっても、大きく3つの種類に分かれます。
「スズメバチ」「アシナガバチ」、「ミツバチ」です。これらの種類により巣の特徴があり、作られやすい場所というのも異なります。
順番にそれぞれ解説します。
スズメバチ
毒性が強く攻撃的なスズメバチですが、球体型の巣には300~1,000匹ものスズメバチが住んでいる可能性があります。
スズメバチの中でも、巣が作られやすい場所はその種類により異なり、例えば、オオスズメバチやクロスズメバチは土の中や木の穴、屋根裏などで、キイロスズメバチ、モンスズメバチやヒメスズメバチは木の穴や屋根裏に加えて壁の隙間にも巣を作ることがあります。
アシナガバチ
アシナガバチは比較的攻撃性は低いとされています。
ただ、人間による攻撃や刺激があれば防衛のために攻撃的になることがあるので注意が必要です。
アシナガバチの巣は逆さに吊り下がる形が特徴で、軒下や庭木などスペースのある空間を好み私たちの生活圏に巣を作ることが多いので気をつけたいものです。
ベランダなど小さな子供が出入りする箇所にも巣を作ることがあります。
ミツバチ
ミツバチの巣は3~5月頃に作り始められ、5~7月に働き蜂が増えます。
主に天井や床下、外壁、植え込みなど閉鎖的な場所を好みますが、木の枝など開放的なところにも巣を作ることがあります。
巣の形としては板状になっており、板が垂れ下がっているのが大きな特徴です。
ミツバチはこちらが何か危害を与えない限り攻撃してくることは少ないですが、何かの拍子で刺激を与えてしまうと身の危険があるので注意してください。
作り始めの巣なら自分で駆除できる?
春先の時期など蜂の巣が作り始められる時なら、巣自体が小さく蜂もそこまで攻撃性はないので自分で駆除できるのでは?と思うかもしれません。
蜂の巣の駆除は業者にお願いをすると結構な費用がかかります。
ただし、基本的には自分で駆除することはおすすめしません。
どんなに見た感じ蜂が少なく駆除の難易度が低そうでも、万が一蜂に刺されると重症になったり身の危険性があります。
それでも自分で駆除したい人へ
まず前提として、前途した通り蜂の巣を見つけても自分で駆除することは賢明といえません。
ただし、それでも自分でやりたいという人に向けて、駆除するポイントを解説します。
まず、スズメバチの場合はたとえ巣の作り始めでも危険なのでやめてください。
駆除する時間帯は日中は避けましょう。蜂の活動期間は主に早朝から夜9時にかけてで、朝から日中にかけて蜂はエサを探します。
そのため巣の出入りが激しくなり攻撃を受ける可能性が高まります。
駆除するベストな時間帯としては、日没から2~3時間後で外が完全に暗くなった時間帯です。
アシナガバチやスズメバチは昼行性で外が暗くなると活動を終えるので、その際に一気に蜂の巣を駆除しましょう。
駆除する際の道具もしっかり用意してもし攻撃を受けても問題ないように対処したいです。
自分で駆除するというのは費用自体を抑えられて手軽にできるかもしれませんが、危険とリスクが常につきまとうということを頭に入れておいてください。
そのことを考えても、やはり基本的には蜂の巣駆除の業者に依頼することをおすすめします。
蜂の巣駆除業者に依頼すべき状況
基本的には、蜂の巣を発見したら駆除業者に依頼をして欲しいですが、その中でも特にお願いするべき状況をいくつか紹介します。
スズメバチ
スズメバチは特に攻撃性が高く危険なので自力での駆除は控えましょう。
アシナガバチとミツバチと比較してもその危険性は軽視するべきものではなく、毎年10~30人がスズメバチにより命を落としているといわれています。
少しの費用の削減のために命を犠牲にするのは非常にもったいないです。
10cm以上の巣
これほどの大きさになると蜂の活動が活発になっている可能性があるので、業者にお願いしましょう。
ピーク時には1つの巣に1000匹以上の蜂がいるので大変危険です。
閉鎖的な場所にある
屋根裏や床下など閉鎖空間に蜂の巣がある場合は、物理的に自力で駆除するのは難しいです。
暗く状況がわかりにくく、正しく駆除できない可能性や身の危険もあります。
高い場所にある
そして、脚立を必要とするような高い場所にある蜂の巣も駆除が大変です。
万が一、高いところから落ちてしまうと大怪我になりますし、駆除もうまくいかないでしょう。
中途半端な知識で駆除する
蜂の巣を駆除するのは基本的には業者が行います。
その道のプロで今までにたくさんの経験と実績がある彼らですら、駆除をするのには結構な時間がかかります。
そんな蜂の巣の駆除を素人の知識がない人が正しくできると思いますか?
蜂の巣を作らせない予防策
最後に、蜂の巣を作らせないためにできる簡単な方法について解説します。
すでに蜂の巣がある人でもこれ以上巣を作らせないために知っておくべき知識になります。
湿気を作る
蜂というのは、湿気の多い場所や雨にあたる場所を嫌います。
そのため、これからの季節、乾燥することもあるので意識的に水をまくことで蜂が住みつかない環境を作ります。
日頃から点検する
蜂も巣を作り生命を維持しようとするので、なるべく危険がない場所を好みます。
人間の目が入り常に意識されている場所には巣を作りたがらないので、日頃から巣の点検をかねてチェックするようにしましょう。
特に玄関付近やベランダ、木の枝、室外機など蜂が好む場所です。
スプレーをまく
蜂に効果のある予防スプレーがあるのでそれを活用するのもいいでしょう。
蜂が嫌がる成分が入っており吹きかけた場所には蜂は近づきません。スプレーにより大体1ヶ月ほど予防効果があるのでおすすめです。
ここでは簡単にできる予防策を3つご紹介しましたが、これら予防をするのにベストなタイミングというのは巣作りを行う今の時期など春頃になります。
まとめ
今日は、蜂の巣の作り始めなら自分で駆除は可能なのかという内容でした。
自力で行うのは不可能ではないがリスクを考えてもおすすめできません。
できるだけ蜂の巣駆除の業者にお願いをすることで、目先の節約費用だけでなく長期的に高い効果を得られるのでぜひ検討してみてください。
弊社「ハチ駆除センター」でも実績豊富なスタッフ一同が全力で蜂の巣を駆除いたしますので、お悩みの方はぜひ一声お掛けください。
費用の心配がある場合でも無料見積もりを行っていますので、費用面にも納得いただいた上で検討いただけます。
蜂の巣でお悩みのあなたに安心と安全をご提供いたします!